[Aniumイベントレポート]

2018年1月13日(土)サンパール荒川 大ホール(東京・荒川)でアニ×ワラ7.5が開催された。アニ×ワラとは、お笑い芸人天津向のプロデュースのもと、お笑い芸人とアニメ声優がコラボするライブイベント。2014年の第1回より始まったアニ×ワラは、今回の公演で8回目。天津向が自分自身で行うスピンオフイベントという位置付けでアニ×ワラvol7.5を開催。アニソンライブやコントで構成されており、声優が一緒にコント・漫才を行うことが一つの見所となっている。

公演が始まると、天津向が登壇。会場をトークで盛り上げ、「アニ×ワラ vol. 7.5」の開幕を宣言した。

天津向

 

公演はアニソン・コントなど各ブロックごとに分かれており、バラエティに富んだ構成。まずは、アニソンブロックから。

アニソンブロックのトップバッターを飾ったのは、山崎エリイ。

山崎エリイ

最初の曲は「Lunatic Romance」。昭和チックな楽曲で、少し大人な姿を魅せる。山崎は「二十歳になりましたが、私には十代の曲がありまして」と十代の頃の楽曲を披露。自身の1stシングルより「十代交響曲」。最後は、アニワラということでアニメのソングを歌わせていただきます」とアニメ 「フレームアーム・ガール」OPテーマ、村上梨衣の「Tiny Tiny」をカバー。曲名が告げられると大歓声が上がり、20歳とは思えない大人びたパフォーマンスに会場は釘付けとなった。

ここで天津向が登場し、ネタブロックが四組続けて行われることが言い渡される。「ガーリィレコード」「コメットパンチ」「岩井おさむ」 らが登場。アニメコスでアニメネタを披露し、漫才を繰り広げた。最後は「ユニットコント」。登場した声優は、佳村はるか、福原綾香、長縄まりあ。普段はあまり見ることのできないコントに集中する姿を見せてくれた。

声優もコントに参加するというレアな機会を見ることができるアニ×ワラ。異業種がタッグを組んだコントは、芸人が普段みせるコントとは一味変わった面白さがある。「アニ×ワラ」とだけあってアニメをネタにいれた漫才やコントを見ることができ、来場者はアニメ好きの方が多炒め、親しみやすい内容で会場も自然と盛り上がった。

続いてアニソンブロックに登場したのは、中島由貴。

中島由貴

 

1曲目は「レゾンデートル、前線より」。中島が参加したゲーム「jubeat」から楽曲を披露した。2曲目も同ゲームより「Bonjour, The World!!」。曲中に自身の愛称である「ゆっきー!」とコールを入れる練習を会場で行ない、盛り上げていた。「こういったイベントでソロで歌うのは初めて」という中島。所属グループを卒業し今年よりソロ活動に専念することになった中島は、昨年20歳を迎えたばかりながらも堂々としたパフォーマンスを披露した。最後はアニメ「けいおん!」から「Don’t say “lazy”」高校時代、所属していた軽音部で練習していたという思い入れのある曲を歌いきった。

 

続いてはゲームコーナー。ここで芹澤優が本公演初登場。「ヘイトを当てるコーナー」と題されたコーナーは、登壇した6人が事前にボードへ書いた向へのヘイトを披露していく。それを向が誰が書いたか当てに行くゲームコーナー。

左から中島由貴、芹澤優、山崎エリイ
登壇した6人

「これは… ヘイトになってんのか?」と突っ込まれるような回答から、「某疑惑」がかかっている向に芹澤優がヘイトを発散させる(?)様子まで、会場の笑いが絶えない。

続いて、福原綾香がアニソンブロックに登場。

福原綾香

福原が、林道ほたる役で出演したアニメ「クオリディア・コード」から「約束-Promise code-」を披露。「福原綾香と申します!今日は、宜しくお願い致します!」と会場に挨拶した福原は、前のブロックで行なったコントの内容とともに次の曲を明らかにさせた。二曲目は、テレビアニメ「蒼穹のファフナー」の主題歌「Shangri-la」。福原の熱い歌唱に最高の盛り上がりを見せた。3曲目は、いきものがかり「ブルーバード」を披露。

ステージを終えると、向がふたたび登壇、つづいてアニワラでは初めての試みの朗読劇のコーナー。「ふつうの朗読劇と少し違う」という向。どんな朗読劇をみせてくれるのだろうか。「朗読劇、声優で見るか、芸人で見るか」声優と芸人がそれぞれ朗読劇を披露し合う。

朗読劇を行う声優陣

女性声優6人が登壇し、朗読劇を披露。数々のキャラクターに声をあててきた声優の朗読劇だけあってリアルなアフレコの感じとさすがの演技力を魅せた。続いては、芸人で見る朗読劇。天津向を始め7人の芸人が登壇し、朗読劇を披露した。「芸人と声優でこうも内容が変わるものか」と向が締めくくってコーナーが終えられたが、来場者も同じ気持ちだっただろう。それぞれ印象が違う朗読劇を楽しむことができる。

朗読劇を行う芸人陣

歌ブロックに戻ると、登場したのは佳村はるかと長縄まりあの二人。デュエットでアニソンを歌い上げる。1曲目は、「お正月あけて初めまして」ということでアニメ「迷い猫オーバーラン!」OPより「はっぴぃ にゅう にゃあ」。2曲目は「恋愛サーキュレーション」で2曲連続で披露した。二人の優しい歌声に会場は包まれ、温かい気持ちになるステージになった。「二人で歌うことになって、何を歌うか迷いました!」と選曲を悩んだ二人。恋愛サーキュレーションは長縄まりあのチョイスだそうだ。「どうでしたか?」と長縄が客席に向かって聞くと、満足気な歓声が上がる。

最後の曲は、「そろそろ歌に戻らな”イカ”?みんなで歌って侵略しなイカ?!」とトークで振ると、来場者も次の曲に勘付いたのかざわつき、曲名が発表されると立ち上がった観客たちの熱狂が会場を包んだ。アニメ 「侵略!イカ娘OP」から「侵略ノススメ☆」を披露。

そして、本公演アニソンブロックのラストを飾ったのは芹澤優。

芹澤らしさ全開のパフォーマンスを披露し、会場の熱気がさらに増す。1曲目は自身のソロ曲「PRINCESS POLICY」キレのあるダンスとセクシーな振り付けで会場を魅了する。2曲目は、アニメ「賭ケグルイ」9話で自身が声をあてたキャラクターが歌った「恋のロシアンルーレット」。歌い終えると、賭ケグルイ二期が決まったことを改めて感謝を綴った。ラストの曲は、アニメ「プリパラ」から自身の演じた南みれぃの楽曲「TRIal HEART ~ 恋の違反チケット~」。芹澤らしさ全開のステージだった。

最後のコーナーは出演者全員集合し、「ワードトレジャーハンティング」。まず、アーティストチームと芸人チームに分かれる。本が数冊用意され、向が出したお題に合わせて自分選んだ本から単語を選んでいくコーナー。本の中には、某声優雑誌や某漢字ドリル、向自身の著書が並べられ、あからさまに立てられた向の本に「俺の本が立ってるな?」と向が発言すると、自著を宣伝したことにたいして各方面からツッコミが入る。

お題は、「切なくなる言葉」「パワーワード」「見せてもらおうか連邦〇〇(〇〇に入る言葉)」など。声優・芸人各チーム、某アニメを含んだ内容や自虐ネタで競い合った。最後は、「死ぬ間際に呟く一言」。時間も終演が迫りサドンデス形式で「ドッと会場を先にわかせたほうが勝ち」と告げられ、必死に両チームが本の中から単語を探すも、キレのあるワードで会場を沸かせた芸人チームが意地を見せ勝利を収めた。

キャスト全員登壇

3時間にわたる公演は非常に濃い内容で、あっという間に過ぎ去った。イベントは、アニソン・お笑いライブの緩急ついたブロック進行が行われ、ブロックの内容もアニソンブロックではソロ曲とアニメソングカバーをバランスよく構成していたり、コントの内容ではアニメと関係のあるネタに富んで非常に密度の高いショーになっている。お笑いとアニソン、芸人と声優。異業種がタッグを組んだエンターテイメントショー。また目にしたことのない方は、一度足を運んで見て欲しい。面白い化学反応が見れるはずだ。

記事・写真 = Anium編集部

アニ×ワラ 公式サイト = http://aniwara.com